ボランティアをしている
早稲田大学の授業
日本の良さを知る 「 伝統文化を学ぼう 」
この日は
「 日本の笑い・狂言を楽しもう 」 がありました
講師は
狂言師 奥津健太郎 ( おくつ けんたろう ) さん

大学の授業は 1月で終了していますが
2016年秋学期で まだ紹介してない授業です
初めは 狂言の歴史について

狂言の 「 盆山・ぼんさん 」 を
解説した上で 演じて下さいました
盆山とは
盆石、盆景 : 盆の上に石や砂で風景を創造するもの
簡単に内容を紹介します
「 狂言あらすじ集 」 を参考にしました
知人が 豪華な盆山を沢山もっている事が
羨ましくてならない
分けて欲しいと頼むが 一つもくれないので 拝借しに入る
手薄な家の裏手にまわり 垣根を鋸で切り忍び込む
家の物は 盗人・顔見知りの男 と気が付く
そこで 盆山の陰に隠れると 猿か犬かに違いない と
言われ 猿や犬の鳴きまねをする
次に 鯛 では と言われ 盗みに入った者は
扇で鯛のひれを真似し タイタイと鳴きながら逃げる



写真で見ると 全身を 使って演じられているのが
良くわかります


動物の鳴き声は 国だけでなく 時代によって
違うのでしょうか
狂言では 今の鳴き声 とは 違っているようです
猿 は 「 キャー キャー 」
犬 は 「 ビョウ ビョウ 」
と鳴くそうです
そして 能と狂言の違い について
演じられるのは
能 は 神様 幽霊など が多く
狂言 は 普通の人間が 主人公の事が多い
喜怒哀楽・感情表現 の仕方も
能は 静・内に込めるタイプ とすると
狂言は 動・表に出すタイプ
と 違いが分かり易い様に 教えて下さいました
次に 狂言で使われる 面・おもて についても
解説して下さいました





角度で 表情がかわります


学生が 面を着ける体験をしました


全員で 笑い ました


カタも 練習しました


殆どの学生は 狂言を 初めてみます
難しい日本語をかみ砕いて 分かり易く 教えて下さいました
この授業のあった 1月下旬から
だいぶ 日時がたってしまいましたが
秋学期の 講師の方からの授業は これが 最後でした
学生達も 色々な分野で ご活躍されている方々から
直接 授業を受ける事が出来たことで
きっと何かを 受け取ってくれかと思います
これからも 自国とは異なる 他国の文化に興味を持つ事で
お互いの理解を深めて欲しい
そして 何事にも好奇心を持って 前向きな姿勢を
持ち地続けて欲しい と願っています。
学生からは グループ毎に行う ディスカッションを通して
色々な国の文化や 捉え方 考え方を知る事ができました
授業を通して お会いした講師の方々からは
素晴らしいお人柄にも 触れ合う事ができました
そして ボランティアとして 参加させて頂いた事に
改めて 森下先生に 感謝です
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歴史を感じますよね。
能の思い出は…
むか~~し! 田舎で 姉さんの嫁ぎ先の神社の境内で 秋祭りで奉納されていた能の舞を見たことがありますが いまだにつまらなかった!と言う思いが残っています。