早稲田大学 「 日本の伝統文化を学ぼう! 」 で
ボランティアをしている 授業で
今週 「 勘亭流 」 がありました
講師は
田中志壽 ( たなか しず ) 先生
「 勘亭流 」 とは 歌舞伎文字 のこと
江戸時代 歌舞伎 相撲 寄席 などで 使われた
江戸文字 図案文字 の一つだそうです
田中先生が 持っている団扇
字は 先生が書かれた 勘亭流文字

もう一つ 名古屋の御園座の 演目 を
持って来てくださいました

まずは 書き方
これは 「 月 」 の字

これは 学生からの リクエストで
「 鬼男 」 とお手本を 書いている処

学生の文字

田中先生は 何を書いても 良いからと
学生の自由に していただきました
シリアから来た学生
「 シリア 」 と 自分の名前を アラビア文字で

上手に書いたものも ありますが
書きたい言葉を 書いただけ と 思われる様な 文字もあり
本当に 様々

今まで 歌舞伎 相撲 寄席 は 同じ書体と
思っていました
もう一つ 書道とは 全く異なる 書き方です
筆を寝かせて 筆の腹で 書く
形を決める為に 2度書きしても良い
墨汁を タップリとつける
書き順が 違う事がある
など
絵文字 レタリング のようでした
勘亭流 の 「 三つの工夫 」 を 教えて頂きました
文字の線を 太くする → すきまが無い
→ 客席にすきまが無い事 を願う =満席
線 文字に 丸みを持たせる
→ 興業の無事円満 を願う = 円 → 丸
内側にはねて書く
→ 観客を芝居小屋の中に招く事 を願う
=中 → 内側
こんな願いが 込められていたのですね
日本らしい 漢字文化 という事でしょうか
大事にしたい 日本文化の 一つです
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