9月から始まった講座 前回は リモート講義でしたが
11月は 巣鴨にある大正大学で 対面講義となりました
都営荒川線の 庚申塚駅で降り 地蔵通りとは反対側に行きます
右手に 大正大学の「すがも鴨台観音堂・おうだいかんのんどう」
通称・さざえ堂が 見えてきました

その先を右手に折れると 大学正門があります

守衛室?で 検温と 訪問者の登録を済ませます
教室までは 感染予防の為に 校内は一方通行です
丁度 色づいた木の間を 歩きます

途中で見つけた? 校舎横のスペースは
大学学長の銅像の前に 石灯籠や木の他に 白い石が敷かれています

白い石の立札を見ると「雨庭・あめにわ」と書いてありました
環境に貢献できる事の一つ なのですね

校舎の硝子に写っている木の色も 違った趣があります

講義を終え 荒川線の庚申塚駅へ 戻ります
途中の路地に「延命地蔵尊」の案内と 赤い旗が見え
何かしら? と 寄ってみる事にしました

小さな所に お地蔵さまが 並んでいます

江戸五街道の一つ中山道を通行する旅人が 巣鴨は必ず一休みした所
当地で死亡した人馬の霊を 供養するために
今から 約170年前・文政年間に 建之されたそうです

傍に「延命地蔵堂石造物群」の説明書きがありました
その中から 抜粋省略したものです
― 1911年・明治44年 停車場建設で 都電庚申塚駅の場所から移転
その後 現位置に再移動し、大正期に参道と堂が整備された
1945年・昭和20年の空襲で、延命地蔵堂の全ての石造物が
大きな被害を受けた
1960年・昭和35年に 地元住民による奉賛会が発足し
毎年8月24日に法要が行われている
2012年・平成24年に、豊島区登録有形民俗文化財となる
題目塔・だいもくとう
― 中央に 「何妙法蓮華経」が 刻まれています

延命地蔵塔
大分傷みが激しくて ハッキリと分かりません
ボールを投げる仕草に 見えてしまいましたが
右手に錫杖、左手に宝珠を持っている お地蔵さんだそうです
角柱型の安山岩に 浮き彫りにされていますが
傷みが激しく 推定で江戸時代初期のもの らしいのです

地蔵像更新塔 と 馬頭観音塔 と二つ並んでいます
馬頭観音は 旅の途中で倒れた馬の供養なのですね

元のカタチも余り分からない様な 石仏さんですが
北陸と江戸を結ぶ街道 中山道を往来した人達の願いが
込められた地蔵堂だったのです
この後は 荒川線を渡り 地蔵通りへ向かいました
丁度 ランチの時間
キョロキョロしていたら お蕎麦屋さんが目に入りました

入り口横に這ってある ミシェランガイドの赤い紙を見て決定
昼時で少し待ちましたが お蕎麦の2種盛りを頼みました

お蕎麦の産地を教えて頂いたのですが 1か月も経つと アヤフヤで
茨木と小渕沢だった様な??
久々に美味しい お蕎麦を頂きました


その後 勿論 巣鴨地蔵通り商店街を 先に進みます

高岩寺の「洗い観音」 猿田彦神社 は 次回へ
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