毎年 1月の中旬に 開かれている 遊書展に
今年も 熊谷まで 行きました
書と 縮緬細工など 手掛けている 小渕理子さん と
欧露羅染め(おーろらそめ )きぬのいえ の 作品展です

この状況下 熊谷まで出かける事を 当日まで迷いましたが
来年は 何が起きているか 分からないと
勝手に理屈を付け 思い切って 行く事にしました
熊谷へ昼前に着く予定で 湘南新宿ラインへ乗りました
中途半端な時間のせいか 乗った車両には 10名ほど
安心して 1時間余りを過ごしました

熊谷の駅前にある 広場の向こう側に
ラグビーボールの モニュメントが 立っています
今回は 近くまで行ってみました
「ラグビータウン熊谷」と刻まれた台の上に 一人立っています

大きなラグビーボールの上で
左手で 腰にラグビーボールを抱えています

遊書展が開かれている 百貨店の1階の店内通路は
旧中山道の位置に 設置されています

遊書展会場の入り口から正面には 大きく書かれた幕が 見えます

左側に オーロラ染の スカーフ 着るもの 小物 など
右側に 書の入ったモノ 縮緬などの手造りの物 など
が 展示されています


沢山の中から 幾つか選んで 紹介します
昨年まで 余り見なかった作品 を中心にしました
額に入った この生地は
古い着物があると聞き 何度か訪ねて やっと手に入れた そうです

花々は着物の絵柄で その生地に 和紙を張り付け 書いたもの
絹地に和紙を張り付け 墨で書く事を 尋ねてみました
何度も失敗して 苦労して 辿り着いたのは
糊: 絹地に和紙が上手に 貼り付ける事が出来ず
糊の種類を変え 薄めたりして 濃さを調整
墨: 普通に使うより 丁寧に濃く摺った墨を使うと滲まない
失敗して何度も繰り返しできた と さらっとお話して下さいました
簡単そうに見えるけれど 研究し努力しているのですね
桐の箱に 文字と絵を描いたもの
お人柄が出てくるのかしら 優しい文字と絵です

松ぼっくりを ツリーに見立てたモノ
大きな松ぼっくりが 手に入った時 思いついたそうです
左は 葉書

書道で書き損じた和紙を使い 渋柿を重ねて塗ったもの

作品の数と種類が多すぎて 全部を紹介しきれません
遠くから 一部なのですが


オーロラ染は 余り上手に写す事ができませんでした
家へ 連れ帰ったモノ達
和紙の 葉書と封筒

穴が開いた木に 書を書いたもの
穴の中には 縮緬を丸くしたもの が入っています


一筆箋
季節の花が描かれた 封筒と便箋 が入っています

オーロラ染の巾着
光っていて見ずらいですが 二つとも とても綺麗な色 なのです

毎年 思う事ですが
決して 暇な方では ないのですが
1年間で これだけの作品を仕上げるのは 大変な事です
我が身を振り返ると
グウタラな生活をしている 自分が情けなくなり
本当に 爪の垢を煎じて飲んでみたい と 思います
七夕様の様に 1年に一度 お会いしても
他のお客様がいらっしゃるので お話は少ししかできません
それでも 何故か 翌年になると 懐かしくなるのです
お人柄なのでしょうね
来年は 気を遣わずに 来ることが出来ます様に・・・