目白通りを歩きました
目的地は 哲学堂公園なのですが
その前に お寺さんの紹介です
目白駅を背にして 目白通りを 南長崎方面へ
前に紹介した トキワ荘通りお休み処 の辺り
南長崎2丁目辺りから 紹介する事にします
大江戸線の落合南長崎駅の所で 新目白通りと 交差します
ここを過ぎると 通りの表示が 新青梅街道 に変わりました

地図では 左手に お寺さんがあるので
先に寄っていく事にしました

正面へ行くと 左手に 珍しい像があります
猫ちゃんの像で 小判を抱え 首には 鈴も付けています


何時もの事ですが 前もって何も調べていないので
お寺さんに 猫ちゃんとは 謎ばかり??
お寺さんは 自性院・じしょういん (西光山自性院無量寺)
右手には
室町時代のものと推定される 板碑・いたひ(新宿区指定文化財)
がありました
自性院の 私年号板碑・しねんごういたひ の説明版には
写真も載っていました


恥ずかしながら 私年号とは 初めての言葉です
そこで ウイキペディアから 抜粋しました
私年号(しねんごう)は、紀年法として元号を用いた東アジアに
おいて、安定した統治能力を確立した王朝が定めた元号(公年号)
以外の年号を指す。
日本では、正史には記載されていないものの、天皇が定めたもの
として 後世の史書に記載があったり、考古資料に使用例が
見られたりする古代の年号を逸年号(いつねんごう)と呼び、
これに含める場合がある。
その横には 石の碑
猫 の文字が入っているけれど・・・

門から見ると 紫陽花の青が綺麗
道は 奥に続きます

突き当りの会館は 法事の準備中の様なので
静かに 迷惑にならないように 周ります
右手奥に 本堂があります

その右手に 観音像
優しい お姿です


本堂とは反対側に 行くと
石が並んでいますが 彫った字が良くみえません
近寄ってみると 中央の石には 猫塚 とあります

緑の木々の間から 赤い鳥居が見えます


そのお隣には 弘法大師像

横にある緑の屋根は 猫地蔵堂
祀られているのは 秘仏の猫地蔵で
御開帳は 2月3日の節分会だそうです

その前には 猫地蔵詠歌の碑

猫地蔵堂の脇に 赤い門があるので 出てみると
こちらが山門で 正式な入り口でした

正面に見えるのが 本堂です

字ばかりで 少し読みにくいかと思いますが
東京都寺社案内 自性院の縁起から 抜粋すると
猫地蔵の縁起は、文明9年(1477)に豊島左衛門尉と太田道灌が
江古田ヶ原で合戦した折に、道に迷った道灌の前に一匹の黒猫が
現れ、自性院に導き危難を救ったため、猫の死後に地蔵像を造り
奉納したのが起こりという話が伝えられている。
また、江戸時代の明和4年(1767)に貞女として名高かった
金坂八郎治の妻(覧操院孝室守心大姉)のために、牛込神楽坂の
鮱屋弥平が猫面の地蔵像を石に刻んで奉納しており、猫面地蔵と
呼ばれている。
二体とも秘仏となっており、毎年二月の節分の日だけ
開帳されている
この中には 今も地名などで残る
豊島 江古田 牛込神楽坂 などの名前が出てきます
この自性院では 初めて 知らない事が 幾つもありました
何時も 殆ど何の知識もなく 街をウロウロしてしまいます
訪ねた先で 思いがけない 景色 木々 花々 等の自然
それに 歴史がある 仏像 建物 石垣 織物 絵 など
謎?に満ちたもの に触れるのが楽しいのです
後から 伝承 謂れ などを 知る事になるのですが
良いのやら 悪いのやら
これは言い訳で
面倒だと言う事に なるのでしょうけれど・・・