先週末 隅田公園で開かれた 浅草流鏑馬・やぶさめ へ
行ってきました
今回も長くなってしまいました
時間のある時に お付き合い頂ければ 嬉しいです
会場は 言問橋に近い 隅田川に沿って造られています


先ずは 席を確保してから 流鏑馬の前に行われる
草鹿・くさじし の 会場へ 向かいました
会場の手前には 八重桜が満開
青い空とスカイツリーと一緒にパチリ

草鹿とは 稽古の際に 草を集め鹿の様なカタチを作り 的にして
歩きながら か 立ち止まり 弓で射る練習を行ったとされ
この練習方法を 草鹿・くさじし というそうです
草鹿という言葉も 見るのも 初めてですが 日本古来の伝統行事との事
皮でできた 鹿・しし の的を狙い 射術の型を披露するのだそうです





矢を射るたびに 射手の方に インタビュー? と思っていましたが
これは所作に加え 何処に矢が当たったか 正確に答えないと
外れた事に見なされる という事があるそうです

砂に矢を刺していますが 自分が的にあてた数だそうで
数を間違えたり 作法通りでない時は 的を外したとされるそうです

流鏑馬の会場へ戻ります
初めに
伝統の衣装にで 流鏑馬に使う 弓 矢 的 などを持ち行列します


次には 馬に乗って



落とし物 お馬さんも緊張しているのでしょうか
お馬さん こんな写真 ごめんなさい・・・

そろそろ 始まります
3番目の的が 見える所の2列目に 席を確保できました
馬の駆ける速さ と 的を射る所を 丁度見る事ができます
青いシートが掛けられた前に 的を設置します

流鏑馬の馬場は 約250メートル程の長さがあります
鎌倉武士の狩装束を身にまとい 疾走する馬上から
3か所に設置された 的・まと を 次々と弓矢で射抜きます
座席から 1番2番の的は 良く見えないのですが
アナウンスで 始まりを教えてくれます
3番目の的に近づいてくると 馬が見えだしてきます
疾走した馬上で 1番・2番目の的に矢を放ち 最後の的です

毎回 最後の3番目の矢を継ぐタイミング が合うとは限りません

その度に 観客からは 溜息が・・・


見事 的に当たると 歓声と拍手が送られます



馬が走り抜けた後には 帽子から着ている服まで
白っぽくなる程の砂埃が 舞い上がりましたが
見事 矢で 的を射抜いたり 割ったりするのを
間近でみると 迫力があります
馬場の中央辺りで 行われた儀式 賜禄の儀
3つの的を射抜いた射手に 贈られます

流鏑馬が終わり 駅へ向かう際 川沿いを歩いていると
現代から 江戸時代にタイムスリップした様な 感覚になりました

外国の方々も 多くいらしたようです

お仕事を終えた お馬さん


この浅草の流鏑馬は 小笠原流弓馬術の方々で
伝統ある 礼法 作法で行われているのです
こんなにも至近距離で 流鏑馬を見たのは 初めてでした
馬が走る迫力と 射手の方々の勇姿に 圧倒されました
お天気も良く 青い空に八重桜 隅田川の空気
その上に 思いがけずに浴びた砂埃でしたが
楽しい時間を過ごす事ができました。