今迄 鉄道博物館 の名前を聞いたことはありますが
今回 講座を受講して 地下鉄博物館の事を初めて知りました
地下鉄博物館へ見学に行く前の週には 講義がありました
資料は A3で13枚
パワーポイントでつくられた 資料や写真がコピーされたもの
世界と日本での歴史
トンネルを掘る工法の種類について
駅 車両 について
地下鉄網の様子
などの 講義がありました

講義の翌週に 地下鉄博物館 へ見学に行きました
東西線 西葛西・にしかさい の 高架下にあります
左にみえる所が 地下鉄博物館

館内に入ると 自動販売機で 入館券を求めます
外国の方が 良くご存じですね 興味があるのですね

この博物館は 細長く 幾つかのコーナーに分かれています
その中から
素人でも理解できた事
楽しかった物
を ご紹介していきたいと思います


入り口の横には
丸の内線 中野新橋駅で使われていた 古い自動券売機
2013年まで 使われていたそうです
表示は 1984年当時のものだそうで
営団線 国鉄線 小田急線 東武線 都営線
のボタンが並んでいます

地下鉄博物館への入り口
地下鉄の改札になっていて 入館券を切符の様に機械へ通します
正面に見えるのが 銀座線と丸の内線の列車

入り口を入って最初のコーナーは < 地下鉄の歴史 >
1927年に開業した 銀座線 日本最初の地下鉄列車

展示されている 銀座線の車両は
「 日本初の地下鉄車両1001号車 」 で
2017年3月に 鉄道用電気車両 ( 電車 ) としては
初めての 国の重要文化財として 指定されたそうです
1954年に開業した 丸の内線 第1号列車

初期の列車は 今は改良されていて 違う物があるそうです
「 リコ式吊手 」 といい
使用しないときは ばねで跳ね上がり 走行中に左右に揺れない吊手
そして 照明が 関節照明 でした

運転室 の文字 古いですね
車体にある 丸い小さな突起物は リベットと言われる接合方法

電気の取り込みは パンタグラフではなく
第三の線路の様な物が 線路の脇にあります
第三軌条方式 ・ サードレール方式 というそうです



電車の集電靴 ・ コレクターシューを通じて電気を取り入れるそうです

1927年 ・ 昭和2年に 上野~浅草 間で開通した地下鉄で
使われていた物を 再現した ターンスタイルの自動改札機
右の青い箱に コインを入れると 一人だけ通れるようにバーが動きます

改札を通ると 上野駅のプラットホームの一部を移設し
再現した所が ありました


その他にも 社会の動きと合わせて 地下鉄の歴史の年表や
その当時に使われていた物が 展示されています

< 地下鉄をつくる > コーナーでは
地下を開削するには 幾つかの工法があり
トンネルの断面が違うそうです
開削工法 函型断面 四角い長方形
シールド工法 円形断面 円形
山岳工法 馬蹄形断面 馬蹄のカタチ
断面によって 列車の音が 微妙に変わるそうです
丸の内線 国会議事堂の官邸がある一部の区間に あるそうですが・・・
開削工法の施工手順などを 紹介しています



地下鉄の駅は 地中のどのくらい深くにあるのでしょうか
小さくて文字が見えないか と思いますが

一番浅い駅は 東西線 南砂町駅 6.2m
一番深い駅は 大江戸線 六本木駅 42m だそうです
トンネルを掘っている時に 思いもよらない物が出る事があるそうです
左から二つは 日比谷線の三ノ輪付近で 発掘された
5万年前のナウマン象の椎骨と臼歯
右は 丸の内線 大手町付近で 発掘された
木樋 もくひ ・ 上水道に使われた木製の水道管

地下鉄を含め 鉄道に余り詳しくないので 難しそうでしたが
講義を受けてから 実際に見学すると
知らないからこそ 物珍しく 楽しく 少しは理解できた様に思いました
後半の紹介は 次回へ続きます