ボランティアをしている
早稲田大学の授業
日本の良さを知る 「 伝統文化を学ぼう 」
この日は 春学期 最初のゲスト講師の授業で
「 講談を語ってみよう 」 がありました
講師は
講談師 の
神田 鯉風 ( かんだ りふう ) 師匠

伝統文化の授業で 初めての講談です
楽しみにしていました
早稲田大学・落語研究会の学生さんが
高座のセットに 来て下さいました
机を二つ並べて 緋毛氈・ひもうせん を敷き お座布団
その上に 釈台・しゃくだい を置きます


初めに 講談についての講義から

普通は 釈台で隠れて 正面からは見えないのですが
座り方 姿勢を 紹介して下さいました

伝統文化の中で 歌舞伎や能との違いは
講談は しゃべるだけ の 話芸という事
また 同じ話芸でも 落語と違う点は
落語は 会話が入る オチがある
講談は 余り会話が無く 説明
( 何時 誰が 何をしたか ) で 組み立てている
また 講談は 七五調のリズム があること
講談は 約400年 落語は 約300年の歴史との事


不思議な読み方も
今では 修羅場は しゅらば と言いますが
講談では 修羅場 ひらば と言うそうです

七五調のリズム をとるのは 張り扇・はりおうぎ
張り扇は 合いの手でリズムをとる だけで 無く
この時に 息を吸い 呼吸を調えるのだそうです

学生も体験します
敢えて 難しい 昔のスタイルのもの
「 三方ヶ原軍記・みかたがはらのたたかい 」
の サワリを 選んでくださいました
難しいですね
良く分からない所を 説明して下さいました
甲陽の太守 ・ こうようのたいしゅ : 甲府のお殿様
七重の調練 ・ ななえのならいし : 兵士

鯉風師匠に 教わりながら 声を出し
張り扇の代わりに 定規で 机を叩きます


数人の学生が 壇上に上がり 講談を披露します



最後に 鯉風師匠が 三方ヶ原軍記を 約30分にわたり
( 授業で時間制限があるので ) 語って下さいました
全編だと 8時間 もかかるそうです


「 講釈師見てきたような嘘をつき 」 という言葉がありますが
鯉風師匠の講談を聞いていると
本当に 戦いの様子が 浮かんできました


講談の言葉は 人名や土地など 固有名詞も多くて
学生には 難しかったと思います
全てを理解出来なくても 日本語の七五調のリズムから
何かを 感じ取ってくれたかと思います

昔は 800人いた講談師は 今は約80人
その内 約50人が 女性だとか
今迄 講談を聞く機会は 殆ど ありませんでした
日本の歴史が 少しでもわかる様になった 今こそ
面白く 理解できるのでは と思いました
週末にかけて PCを開く事ができません
2・3日ですが 何時も来て頂いているブログへの訪問も難しく
失礼をする事になりますが 申し訳ありません
週末には 再開できると思いますので 宜しくお願いいたします
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